のんびり世界を眺めて

31歳で希少がんステージ4が発覚した病弱だけど楽天家な妻と、仏様のように優しいサラリーマン夫の日常

再発。遠隔転移していた

交通事故の骨折の痛みもようやく落ち着き、5月の連休には船で片道10時間かけ八丈島に旅行にも行った。よーし、また仕事をなにか探すかなと思いながら過ごしていた。けれど、あれ?なんだかまた痛い。なぜかまた足を引きずってしまう。治っているはずなのに、反対の足までしびれてくる。日に日に痛みの間隔が短くなっていく。

まさか、そんなことはないよね。何もしていない時に痛くなる、、、それって、、、ネットで調べると、出てきた答えは「腫瘍による神経圧迫の可能性」、、、。いやいや、主治医も整形外科の先生も大丈夫って言っていた。3月に撮ったMRIもCTも骨折以外に問題なかった。だから、必死にその考えを否定して痛みをやり過ごそうとした。

 

6月上旬、夕方になり突然強烈な腰の痛みで身動きがとれなくなり救急外来へ。一歩も動くことができない。立ち上がることすらできない。ただただ腰が砕けそうな、骨盤が捻りつぶされそうな、足がもがれそうな、今まで経験したことのない痛みに襲われた。

旦那さんに付き添ってもらい、その場では座薬で対応。翌朝整形外科へ。MRIを改めて撮影してもらう。腰椎に腫瘍が出現していた。素人目にもはっきりと神経を分断するように横たわっているのがわかる。なんでこんなことになっているんだろう。。。結果がわかり、対応を考えるうちにも、痛みは座薬では抑えきれないほどになっていった。痛みに加え、トイレに行っても、感覚がなくなっているようで恐ろしかった。車の座席に座る姿勢をとることも出来ず、後部座席に横になって病院へと運ばれていく。痛みの波は次から次へと押し寄せる。下半身を万力で締め上げられているような感覚にただただ歯を食いしばって耐える。

下半身麻痺の危険があるということで、即日の緊急手術が決まり、そのまま入院。背骨の一部と共に腰椎に広がった腫瘍をとれる範囲で取ってもらう。取れない部分には放射線治療。そして、これから抗がん剤

 

今回も、何が何やらわからないうちに色々なことが進んでいった。

幸い、下半身麻痺は免れた。取れない部分にできた腫瘍に圧迫され、左足に神経障害がでているものの、歩くことはできる。排尿排便も問題ない。良かった。。。そう、よかった。また、助けてもらった。